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行間を読む、行間に書く
カルロ・ギンズブルグ 上村 忠男 編訳
みすず書房
2026/02/16
9784622098416

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Jpn. or Foreign
和書
Title 行間を読む、行間に書く
Author カルロ・ギンズブルグ 上村 忠男 編訳
Publisher みすず書房
Pub. Date 2026/02/16
Price 6,380
Page 249 p.
Size 13. 5 x 19.5 cm
ISBN 9784622098416
Notes 原著書誌 記憶とグローバリゼーション “Memoria y globalización,” Historia, antropología, y fuentes orales, 32 (2004), pp. 29–40. コンウォルウルスとユリ──動態的形態学の一実験 “The Convolvulus and the Lily. A Case-Study in the History of Reception,” CoSMo. Comparative Studies in Modernism, 18 (Spring 2012), pp. 15–26.モースはなにを読んできたか、そしてどのように読まれてきたか “Lecture de Mauss,” trad. par Martin Rueff, Annales. Histoire, Sciences sociales, 65, 6 (2010), pp. 1303–1320.プルーストの読者たち “L’étranger qui n’est pas de la maison,” in: Lire et relire Proust, sous la direction de Antoine Compagnon (Nantes: Éditions nouvelles Cécile Defaut, 2014), pp. 183–209. ミルチャ・エリアーデの曖昧な遺産“Mircea Eliade’s Ambivalent Legacy,” in: Hermeneutics, Politics, and the History of Religions, ed. by Christian K. Wedemeyer and Wendy Doniger (Oxford: Oxford University Press, 2010), pp. 307–323. 行間を読む、行間に書く──シュトラウス/カンティモーリ (本書初出) 図式、先入見、二重盲検──一歴史家の省察 “Schemi, preconcetti, esperimenti a doppio cieco: Riflessioni di uno storico,” Mefisto, I, 1 (2017), pp. 57–78. 機械的痕跡──鑑定法の含意するものについて、ふたたび (本書初出)
Introduction 行間に書かれているものを解読したいのであれば、行間を読む術を習得しなければならない。コンピュータが人間の記憶概念を変える時代、見せかけと包み隠しを見抜くには。著者は偶然見つけた細部から出発し、闇の中で期待のもてそうな小径を一歩ずつ進んできたという。残存している断片を探し求め、過去へアクセスする手がかりとする。例外は規則を内に含んでいるから規則の解読に役立つ。絵画の鑑定では、筆の勢いや「小指のひだにできたしわ」のような機械的な部分が鍵になる。記憶の政治はグローバリズムの世界で重要性を増すが、歴史と記憶の境界をぼやかす傾向が強まっている。『贈与論』のモースはなにを読んできたか、どのように読まれてきたか。神話学の権威エリアーデが戦前に極右団体「鉄衛隊」と親密な関係にあったという近年の「暴露」は彼の著作群にどう影響するか。なぜ複製はオリジナルの自由闊達さを模倣できないか。著者のテーマは多岐にわたるが、専門的知識よりも《なにも知らなくて、いままさになにかを学び始めようとしている感覚》と結びついた《無知であることの幸福感》こそ夢中にさせる経験なのだという。歴史家が自己形成の歩みとともに、探求のテクニックを明かす実践論考集である。 目次第一章 記憶とグローバリゼーション第二章 コンウォルウルスとユリ──動態的形態学の一実験第三章 モースはなにを読んできたか、そしてどのように読まれてきたか第四章 プルーストの読者たち第五章 ミルチャ・エリアーデの曖昧な遺産第六章 行間を読む、行間に書く──シュトラウス/カンティモーリ第七章 図式、先入見、二重盲検──一歴史家の省察第八章 機械的痕跡──鑑定法の含意するものについて、ふたたび編訳者あとがき人名索引
About Author カルロ・ギンズブルグCarlo Ginzburg歴史家。1939年、イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。ボローニャ大学・近世史講座教授、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校教授を経て、ピサ高等師範学校教授。著書『夜の合戦――16-17世紀の魔術と農耕信仰』(上村忠男訳、みすず書房 1986[原著1966])『チーズとうじ虫――16世紀の一粉挽屋の世界像』(杉山光信訳、みすず書房 1984[1976])『神話・寓意・徴候』(竹山博英訳、せりか書房 1988[1986])『闇の歴史――サバトの解読』(竹山博英訳、せりか書房 1992[1989])『裁判官と歴史家』(上村忠男・堤康徳訳、平凡社 1992[1991])『ピエロ・デッラ・フランチェスカの謎』(森尾総夫訳、みすず書房 1998[1994])『ピノッキオの眼――距離についての九つの省察』(竹山博英訳、せりか書房 2001[1998])『歴史・レトリック・論証』(上村忠男訳、みすず書房 2001[1999])『歴史を逆なでに読む』(上村忠男編訳、同 2003)『糸と痕跡』(上村忠男訳、同 2008[2006])『ミクロストリアと世界史――歴史家の仕事について』(上村忠男編訳、同 2016)『政治的イコノグラフィーについて』(上村忠男訳、同 2019[2015])『それでも。マキァヴェッリ、パスカル』(上村忠男訳、同 2020[2018])『恥のきずな――新しい文献学のために』(上村忠男編訳、同 2022)『どの島も孤島ではない――イギリス文学瞥見』(上村忠男訳、同2023[2000])『自由は脆い』(上村忠男編訳、同2024)ほか。 上村忠男うえむら・ただお1941年兵庫県尼崎市に生まれる。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻。著書『ヴィーコの懐疑』(みすず書房、1988)『歴史家と母たち――カルロ・ギンズブルグ論』(未來社、1994)『歴史的理性の批判のために』(岩波書店、2002)『グラムシ 獄舎の思想』(青土社、2005)『ヘテロトピア通信』(みすず書房、2012)『ヴィーコ論集成』(同、2017)『歴史をどう書くか――カルロ・ギンズブルグの実験』(同、2023)ほか。訳書 グラムシ『知識人と権力』(みすず書房、1999)アガンベン『残りの時――パウロ講義』(岩波書店、2005)『いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式』(共訳、みすず書房、2014)『身体の使用――脱構成的可能態の理論のために』(同、2016)『哲学とはなにか』(同、2017)『カルマン――行為と罪科と身振りについて』(同、2022)『現実化しえないもの――存在論の政治に向けて』(同、2025)ヴィーコ『新しい学』上・下(中公文庫、2018)カッチャーリ『死後に生きる者たち――〈オーストリアの終焉〉前後のウィーン展望』(みすず書房、2013)ストーン『野蛮のハーモニー――ホロコースト史学論集』(編訳、同、2019)プラーツ『生の館』(監訳、同、2020)ほか多数。

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    Registration No.

    0023967

    Classification 1
    901
    Author No.
    GIN